チャットツール「DISCORD」のセットアップ
チャットツール「DISCORD」のセットアップ手順を紹介します。
DISCORDとは?
チャットツールです。皆さんおなじみのLINEと同じようなサービスです。ならばLINEでいいじゃないか?と思われるかもしれませんがLINEには下記の問題があります。
PCで使いづらい
LINEはPCでも使えるアプリケーションが提供されています。しかしあまり使い勝手がよくないのです。業務で使用しようとすると文字はPCのキーボードで打ち込んだほうが速いです。またスマホですと単語だけの会話になってしまい、すれ違いなどのコミュニケーションの問題が発生しやすいです。ファイルを送っても短期間で消えてしまう
「ちょっとこのファイル見てくれない?」「~~大会の参加者名簿を送ってー」などと業務上、ファイルのやり取りが発生すると思います。LINEでもファイルを送ることは出来ますが、それは短期間しか保持されません。送ってもらっておいて翌日見ようかと思うとファイルはすでに消えている、ということが起こります。チャットチャンネルを分けられない
小松YEGですと、小松YEGという全体の中に理事会、各種委員会などの組織が存在します。会社でも同じですね。チャットルーム内でも実際の組織と同じように理事会、委員会などと階層と参加者を分けて会話をしたいと思います。LINEではそれらが出来ません。
DISCORDではこれらの問題を解消し、チームの運営により適した機能が提供されています。
DISCORDはオンラインゲームのユーザをターゲットに展開されています。ゲーマー向けではありますが、機能自体は通常のチャットツールと変わりありません。最も優れている点は無料ですべての機能を使えることです。
こんなことが出来るよ
チャット
LINEでおなじみのテキストチャットです。
チャンネルを分ける
yeg-komatsu というものを、[サーバ] といいます。LINEでいうグループだと思ってください。小松YEGというグループを私が用意しているという感じです。その下に、#はじめに ... #事務局, #総務広報委員会... と並んでいるのがチャンネルです。小松YEGの中にはこのような委員会という部署があります。その委員会ごとに会話する場所を用意してあるのです。
簡単な出欠確認を取る
このようにリアクション(いいね!みたいな機能)を使って出欠を取ることも出来ます。
複数人で通話をする
実はDISCORDの最も有力な機能はこの複数人よる通話機能です。多人数でも劣化、遅延を最小限にして会話できるというのがDISCORDの売りです。その機能が優れているためゲーマの間でまたたく間に広まりました。
ただしZoomとは異なってお互いの顔を映すのは少し操作のハードルがあがります。したがって、TV会議は「Zoom」、テキストチャットは「DISCORD」とそれぞれの得意分野で使い分ける運用としています。
DISCORD以外のサービスはどうなの?
DISCORD以外にも同様のサービスは展開されています。Chatwork, Slack などが有名です。私はそれらすべてを評価しました。評価した結論としてDISCORDが最も適していると判断しました。一応、簡単にですがそれらの評価結果を記載しておきます。
Chatwork
機能が少ない。ほとんどLINEと変わりません。そういう意図で作られているからです。LINEの手軽さで使えるというのがコンセプトです。LINEではないLINE、LINEだとプライベートっぽく感じる、そうではないLINEのようなチャットツールというのがChatworkです。本格的なチーム運営には適していません。
有料版ではないと十分な機能が使えない。Slack
世界的なスタンダード。高機能だがその分使い勝手が難解です。皆で使うには少しハードルが高いだろうと判断しました。
有料版でないと十分な機能が使えない。
DISCORDの注意点
ゲーマー向けのサービスであるため「ユーモア」が効いています。真面目な用途としては不謹慎に感じるかもしれませんが「感じるだけ」です。気にしないようにお願いします。大人の深い懐で笑ってあげてください。
セットアップ
step1. アカウントを作成する
上記のリンク先からアカウントを作成する。
メールアドレス:Zoomで使用したものと同じアドレスが良いでしょう
ユーザ名 :任意。ただし業務で使用するので本名からあまりかけ離れないほうがよいでしょう
step2. 案内をスキップする
アカウント作成すると次のような画面が表示されます。[スキップ] をクリックする。
step3. クライアントをダウンロードする
案内をスキップすると次のような画面が表示されます。[ダウンロード] をクリックする。
step4. パソコン版を選択する
[パソコン] をクリックする。ダウンロードが始まる。ダウンロードが完了したら実行する。
step5. クライアントでログインする(表示されない場合もある)
このようにログイン画面が表示されたら先程登録したメールアドレスとパスワードでログインする。
ログインするとこのような画面が表示される。一旦ここで止めておく。
step6. アカウントを認証する
登録したメールアドレスに下記のようなメールが届いているはずなのでメールアドレスを認証する。
ブラウザでこのような画面が開くので [私はロボットではありません] にチェックする。
このような画面が表示されたらメールの認証は完了です。ブラウザは閉じてよいです。
次は先程止めておいたクライアントのほうに戻ります。
step7. サーバーに参加する
先程止めておいたクライアントに戻り、左上の [+] をクリックする。
[サーバーに参加] をクリックする。
[招待を入力] に https://discord.gg/DyYnA3S と入力する。コピペするとよいです。または下記のリンクをクリックしてください。
step8. 参加完了
このような画面が表示されれば参加完了です。
step9. ニックネームを変える
ニックネームを本名に変えます。
自分のを右クリックして [ニックネームの変更] をクリックする。
ニックネームに本名を設定する。
"姓[半角スペース]名" と入力しましょう。
step10. スマホ版をインストールする
iPhone, Android でもアプリが提供されています。それぞれのストアで「discord」と検索してインストールしておきましょう。スマホでもメッセージを見たり、送ったり出来ます。
Android版 DISCORD
iPhone版 DISCORD
おしまい
これですべてのセットアップが完了です。お疲れさまでした。
スマホの通知を設定する
インストール直後の状態ですとメッセージが送られてもスマホで通知が表示されません。スマホ通知を設定しましょう。
Android 編
step1. メニューを表示する
左上の三本線をタップする。
step2. 設定を開く
右下の自分のアバターもしくはDISCORDのマスコットをタップする。
step3. 通知の設定を開く
設定をスクロールして [通知] をタップする。
step4. システム通知を有効にする
System Notification(システム通知)をONにする。これでアプリ内だけでなく Android のシステムによって通知されます。すなわち、通知音やメッセージのポップアップが表示されるようになります。
iPhone 編
step1. メニューを表示する
左上の三本線をタップする。
step2. 設定を開く
右下の自分のアバターもしくはDISCORDのマスコットをタップする。
step3. 通知の設定を開く
設定をスクロールして [通知] をタップする。
step4. システム通知の設定を開く
[Discord外の通知を取得する] をタップする。
step5. 更に通知の詳細設定を開く
さらに [通知] をタップする。
step6. 通知の設定を変更する
- 通知を許可 をONにする
- プレビューを表示 を 常に に設定する